読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

君をもっと教えて欲しいのさ

甘く危険な予感。

「関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!」を観て

公開初日、私は劇場で泣いた。とりあえず泣いた。

正直、今の関ジュにそこまでの期待をしていなかった私は、劇場でいい意味で裏切られることになったのだ。期待をしていなかった、というのは語弊があるかな。大きな期待をしているからこそ現状に憤りを感じていた。といったところ。

今週がラストウィークだと聞いて、一回でも多く劇場であの感動を味わいたい!と思った私は劇場へと静かに足を運んだ。劇場で2回しか観られなかったのが、本当に悔しくてならない。

 

アイドルがアイドルを演じることで、少なからず彼ら自身に重ねてしまう部分はある。それは私たちファンに限らず、本人たちもそうなんだと思う。だからこそ心が動かされたのではないか。

 

ネタバレ含みます。ネタバレというか、もろにセリフやシーンについて細かく書くのでご注意ください。自己責任でお願いします。

 

この映画で一番分かりやすく目に止まるものといえば、役それぞれに振り分けられた色。アイドルにはおなじみのメンバーカラーってやつ。小姓ズの衣装はもちろんだが、これでもか!ってくらいに私服のシーンでも取り入れられているメンバーカラー。小柳くんのブルーのパーカーが特に印象的だった。次郎さんの赤いトップスの背中に書いてある「BICYCLING」の文字には笑った。

メンバーカラーを押し出すのは役の差別化がしやすくてキャラも立つからすごくいいと思ったし、ドルヲタとしてもアイドルがアイドルを演じる映画でそこを大切にしてくれたのは嬉しかった。普段王道アイドルよりもネタに走りやすい彼らだからこそ、アイドルらしいアイドルを不意に見せられて軽率に堕ちるところだった。

 

私が一番好きなのは、小柳くんと風太くんが殴り合いをするシーン。小柳くんに、アイドルも含むすべての物事に対して真剣に向き合おうとしていないと指摘され、逆上する風太くん。風太くんに殴られた小柳くんが「アイドルの顔殴んなや!」と言いながら顔を殴り返すところに震えた。アイドルという職業を誰よりも大切にしている小柳くんが、アイドルの顔に傷をつけるなんてアリエナイ。だからこそ、この行動が大きな意味を持つのではないか。つまり、このセリフと行動を要約すると「お前なんかもうアイドルじゃねぇ!」となる。私の意訳。

今までの康二さんの立ち位置は「俺はアイドルだ」という彼の気持ちだけで成り立っていたような気がする。主観だけど。相方の退所以降、彼の気持ちだけで成り立っていたあのふわふわした立ち位置が、彼が「俺はアイドルだ」と言葉として口に出すことで確固たるものになったように感じた。お前なんか…という意味を含めることで、二人の対比がそれをより強調させているのではないか。大吾さんが一瞬柊真さんに重なる瞬間がある…のは、私の錯覚か。

そして何より、康二さんが大吾さんにこの言葉を投げることに意味がある。今、関ジュを背負おうとしている大吾さん。それはファンはもちろん、本人たちもわかっていることで。そんな大吾さんに康二さんは「今のお前に関ジュは任せられないよ」という言葉を投げているのではないか。でもこれからの関ジュを引っ張っていくのは大吾さんだと康二さんも思っているだろうし、大吾さんならできると思っているからこそこの言葉が響くのだと思う。たしか小柳くんは「逃げんなや!」と言っているのだが、その言葉も然り。

 

もうひとつ、風太くんが小柳くんに「俺はそんなみみっちいもんちゃうぞ」と卒業文集を突きつけるシーン。「日本一のアイドルになる!」と書いていた小柳くんに、「世界一のアイドルになる!」と対抗する風太くん。私がツボだったのは、風太くんが元々小学6年生の時に書いた夢。「大手企業の社長」。悪くない。むしろ風太くんらしくてとても可愛らしい。でも、それを塗りつぶして「世界一のアイドルになる!」と書いた風太くんは止め処なくかっこいい。惚れる。

ライバルとして、友として、共に歩んでいく風太くんと小柳くんの関係は、ライバル系シンメ厨の私には美味しすぎた。だが、この関係に対してひとつだけ疑問が残る。現実世界において、今後はだいこじがシンメとしてやっていくのか?それは正しいのか?大西さんのポジションは?そこについては考えることが多すぎる…

 

そして、この映画でもう一組存在するライバル。次郎さんと成瀬さん。お互いのことを意識しすぎて分かり合えない二人。でもきっと、誰よりもお互いのことを考えていて。次郎さんが成瀬さんに復帰ライブの開催を知らせるシーンは特に泣ける。「お前には見る義務があんねん」という次郎さんのセリフ。進む道が違っても、苦楽を共にした過去があるからこそのこのセリフだ。進む道がそれぞれ違い、それぞれの道を歩む関ジュらしくグッと来た。まさに関ジュらしい!その一言に尽きる。二人はどんな思いでこのシーンに挑んだのか、ぜひ話を聞いてみたい。

基本的に誰かとライバル関係に置かれることのない優馬さんが、今回文一さんと対立していることにまず驚いた。優馬さんと文一さんは同等なのか!デビュー組とJr.という差はあるが、舞台というジャンルを中心に一人で戦っている姿は確かに似ているのかもしれない。でもやっぱり、優馬さんにはNYCでの活動を再開してほしいなあ…と思いますがね。

 

最後に、エンディングについて。ここで、私がさっき問題提起した「だいこじシンメ説」は存在しないことが明確となる。圧倒的権力を持って頂点に立つ風太くん。果たしてこれが風太くんとしてなのか大吾さん本人としてなのかは定かではないが、最後に「小姓ズでした!」と名乗っている点からして風太くんなのだとは思う。優馬さんもこのシーンについて「夢か、未来の話なのか。現実なのかわからない」と語っていたが、まさにその通りだった。今まで断固として守り通してきたメンバーカラーがここで崩されることが、その原因の一つであると思う。着ている衣装が現実世界で実際にきているものだからなおさら。

でも、だからこそ分かった部分もある。これからの未来、大吾さんが圧倒的権力を持って関ジュの頂点に立つ日はそう遠くないということだ。今までもある程度はその形が見えてきてはいたものの、正直言わせてもらうと彼の力不足を感じていた。それはジャニストのデビューにも関わることだし、彼一人が悪いとは思ってはいないが。

最初に私が感じていた憤りはここで完璧になくなった。大吾さんが頂点に立ち、康二さんがそれをサポートする。大西さんはちび達を引っ張っていくのだろう。文一さんと龍太くんは、その名の通りVeteranとして彼らを見守ってくれるはず。赤名くんをはじめとする2014期の若々しい輝きは、そんな輝かしい未来図の象徴のように感じた。簡潔にまとめると、戦闘態勢は整った!関ジュの本気みせてやるぜ!!戦争じゃあ!!!となる。

これは個人的な萌えだけど、太刀持ちである小柳くんのもつ刀を風太くんが引き抜くところがめっちゃ好き。風太くんかっこいい。かっこいいが過ぎる。

 

まだ書き足りないけど、これにておしまい。

関ジュの今後に期待します。